大阪弁NAMBAなんなん 川柳コンテスト

平成25年 第17回入選作品紹介2013/12/01

「食べなはれ それがオカンの おもてなし」(安原 勝則 様/兵庫県)
オリンピック招致の最終プレゼンテーションで「おもてなし」という言葉が強調されて話題になりました。食い倒れの街・大阪の「おもてなし」と言えば、真っ先に「ごちそう」を連想する私です。学生の頃、大勢の友人を招いて母の手料理でもてなしたのを覚えています。遠慮して箸をつけようとしない女の子に、「食べなはれ」と幾度も促す母のほほえましい姿が昨日のことのように思い出されます。

「五輪やて うちは買いもん 二輪やで」(鍔田 義幸 様/大阪府)
2020年東京オリンピックおめでとうございます。大阪のおばちゃんは今日もちゃりんこでスーパー目指しています。うちが金メダルや言いながら・・・
「ええ加減 顔上げなはれ スマホから」(夏田 信身 様/大阪府)

「何んでやろ 細々生きて よう肥える」(長野 芳成 様/大阪府)
細々と暮らしているのに何んでこう良く肥えるんやろと会う度に姉がこぼす口癖です。
「小遣いの 金融緩和 あかんやて」(楠畑 正史 様/大阪府)
日銀の思い切った金融緩和に対し、妻は私の小遣いについては「まだあかん」と、にべもありません。
「よめはんは 痒いところに 足届く」(原 隼 様/大阪府)
掻いてくれと頼んだら、足で掻きよった。
「やり返す NAMBAい返し 半沢はん」(高森 淳子 様/東京都)
自分達が出来ない事をガンガンやりまくる堺 雅人さんから目が離せません。バブル・・・もう来ませんネ〜。
「トンネルも 橋も高齢 気い付けや」(松川 涙紅 様/埼玉県)
「就活は いつやりまんの 今でっしゃろ」(吉本 修子 様/岐阜県)
「雷さん なんぞストレス おますのか」(原田 光津子 様/大阪府)
近頃の雨の降らし方は尋常やおませんな。
「こけてもた アベノハルカス 見上げたら」(小林 由香利 様/大阪府)
これ、川柳というより実体験です。
「なあマー君 落ちたハンカチ 拾たって」(高橋 誠 様/大阪府)
今年の楽天田中将大の活躍に比べ、かつてライバルとして投げ合った日ハムの斎藤との差が大きくついてしまい、斎藤頑張れという気持ちと、マー君あんまり差つけんとったってという気持ちの入り混じった川柳です。
「くまモンも ええけどウチは 粉もんや」(猪口 和則 様/愛知県)
子供の頃、家庭用のたこ焼き器で、よく作りました。(姫路生まれ)

「ミナミなら キタにないもの おまんがな」(西滝 一彦 様/大阪府)
ミナミには品物の他に庶民的な雰囲気がある。